2017年1月20日
11時半から大統領就任式。近いエリアで見られるチケットを数日前に申し込んだつもりだったが、遅かったのか届かなかったので、仕方なくチケットなしで入れるというエリアに行ってみる。
途中で抗議活動も見かける。11時過ぎに連邦議会議事堂前に着くと、長蛇の列。昨日のウェルカム・セレブレーションに比べれば有色の人々の割合が多く、トランプに反対する立場を表明するバッジなどを身につけて参加する人もそれなりにいる。以下によれば、やはり白人が大多数ではあったようだが。
https://www.indy100.com/article/trump-inauguration-white-crowd-diverse-pictures-7538011?utm_source=indy&utm_medium=top5&utm_campaign=i100
仮面をかぶり、顔を隠して参加する五人のグループ。仮面を取ると「ノー・トランプ」とペインティング。「バイカーズ・フォー・トランプ」のメンバーから「ここはおまえらが来るところじゃないぞ」と声がかかる。「支持してなくても私たちの大統領なんだから、就任式を見にきてやったんだ。今こそ一つにならないと。」「ここはおまえらにとって安全なところじゃない。カメラに向かって微笑んでみな!」等々。
隣にいたMy Body My Choiceというバッジ(翌日開催予定のウィーメンズ・マーチのモットーの一つ)をつけた女性に声をかけられる。ニューヨークから来た学生で、ジャーナリスト志望だという。「あなたもニューヨークから?なんで来たの?」「ニューヨークではトランプ支持者に会う機会がないから」「そう、私もそう思って。あ、ちょっと声が大きいかも。気をつけて!」
持ち物検査がなかなか進まない。あとで聞くと、一部で抗議活動が暴徒化したせいもあったらしい。12時くらいになんとかゲートを通過したものの、チケットなしで入れるエリアにはスクリーンすらなく、声もよく聞こえない。携帯で生中継を観ている人も。時々演説に反応して声を上げる人もいるが、今ひとつ盛り上がらない。失敗。
なぜかトランプの演説中なのに、レッドチケットエリアから出てくる人も少なくない。スクリーンが小さく、そこでも見にくかったのかも知れない。
国家が聞こえると、沿道の警官たちが手を額にかざす。トランプ支持者の一人も真似するが、他の人たちはただ聞くだけ。
あまりに議事堂からもスクリーンからも遠く、2時間後にはパレードが通ると聞いたものの、体調も今ひとつだったので、今日は早めに退散。
アリソンの家に戻って、テレビで就任演説を見ていたアリソンのお母さんの感想を聞くと、「思ってたほどひどくはなかったけど、これまでの大統領の演説に比べて、哲学的な深みが全くなかった」とのこと。
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